悪いことだけでなく、良いことも存分に受け入れることが可能に。
全てをこなす時間の管理法は、そもそもない。
自分のやりたいこと・価値観に応じて、優先順位をつけて。
自分にとって、大事なことに集中。
書籍『限りある時間の使い方』
著者 オリバー・バークマンさん
訳 高橋璃子さん
出版社 かんき出版
出版 2022/6/20
ISBN978-4-7612-7615-7

今回はこちらでお勉強。
人生、4000週間
人生を、何週間か考えてみると。
80歳まで生きるとして、約4000週間。
90歳まで生きるとして、約4700週間。
時間は有限

人生、何かを成すには短すぎ?
時間管理は、矛盾が起きがち
コントロールしようとすればするほど、コントロール不能に。
時間管理、効率化を進めても、新たなやることが出現。

いたちごっこ。
終わりは見えず。
そもそも、時間はコントロールできないもの
時間の捉え方を変えると良いとか。
「時間は、コントロールできないもの」という、開き直りを。
全てをこなす時間の管理法は、そもそもない。
解決できないものを、解決できると思うのは、ストレスのもと。
自分のやるべきことを、やるしかない
自分のやりたいことに、価値観に応じた優先順位を。
自分にとって、大事なことに集中。
全てをやることは、不可能。
「やること」と「やらないこと」の選択が必要。
「いつか時間ができたら、〇〇する」の、「いつか」は来ないもの。

「明日やろうは、馬鹿野郎。」とも聞きます。
「今」を大事に。
タスクを減らす、3原則
①まず、自分の時間を確保する
②進行中のタスクを制限する
③優先度「中」を捨てる
まず、自分の時間を確保する
今すぐに、それを実行すること。
今、やらなければ時間はなく。

「余裕ができたら、〇〇しよう」ではなく。
先に時間を確保。

先取り貯金のような考え方。
まず、貯金分を収入から差し引いて。
残りで生活をやりくり。
進行中のタスクを制限する
複数のタスクを進めるのは。
限りある時間という現実からの、逃避になりやすく。
中途半端なタスクの増殖を、防止する必要が。
他の全てを捨てる必要が。

シンプルにしていくべき。
優先度「中」を捨てる
人生の優先順位を、上手につけるために。
適度に魅力的な選択肢は、罠になることが。
限られた時間を精一杯生きるために、意識したい質問
自分へ問いかけを。
①「この選択は、自分を小さくするか、それとも大きくするか?」
②「達成不可能な目標を、自分に課していないか?」
③周囲にとっての「あるべき自分」に、縛られていないか?
④やりたいのに、やっていないことは?
⑤結果を気にしなくていいなら、どう行動するか?
「この選択は、自分を小さくするか、それとも大きくするか?」
人生の重要な決断をする時に、意識。
快適な衰退よりも、不快でも成長できる方を選ぶべき。

成長できる方を選べば、決断の方向性を間違いにくく。
楽な方に流されず。

人生、右肩上がりの方が、充実感が高いと聞きます。
「達成不可能な目標を、自分に課していないか?」
例えば、仕事。
不可能な量の仕事は、どうやったって不可能。

成長には、適度な負荷が必要。
でも、負荷が大き過ぎると、潰れかねず。
筋トレに例えると。
限界を大きく超えたトレーニングは、怪我のもと。

難しいことをやり遂げるには。
「課題を分解せよ」と聞きます。
周囲にとっての「あるべき自分」に、縛られていないか?
「自分が楽しい」と思えることが、最善の時間の使い方?
「他人は、自分の生き方を気にしていない」とのこと。

「自分はどうしたいのか」が大事。
見栄に縛られないのも重要。
やりたいのに、やっていないことは?
本当にやりたいことは、今すぐにやる
でないと、時間はどんどんなくなっていくもの。
新しいことを始めるのに、不安はつきもの。
どうせ何事も、手探りでやるしかなく。

「やらない理由」より、「やる理由」探しを。
結果を気にしなくていいなら、どう行動するか?
自ら切り開いていく道であり、誰も通ったことのない道。
次にすべきことを、する
自分に与えられた時間をしっかりと生きて。
限られた時間と能力の中で、やれることをやったかどうか。
自分だけの次の一歩を踏み出すことが大事。

行動を伴わないアイデアは、無価値と聞きます。
行動大事。
時間の有限性を受け入れるために

書籍では、10の考え方が紹介されていました。
そのうち5個、私の解釈を踏まえてご紹介。
①「やること(上限数厳守)」と「やりたいこと」に分ける
②先延ばしを許容
③失敗すべきことを決める
④できたことを意識する
⑤配慮の対象を絞り込む
「やること(上限数厳守)」と「やりたいこと」に分ける

書籍では。
「固定」と「解放」のリストとして。
できることは限られており、全部するのは無理。
大事なことだけに、集中。

優先順位をつけて。
トレードオフを意識しつつ。
物事、どちらかしかできないことは、よくあること。
いくらあってもOK。
ただし、やらずに終わることも。
やる必要もなく。
全てやろうとするのは、NG。
上限数を設定。
やることを変える場合は、「終わらす」、「しない」のどちらか。
タスク数を、上限以上にしないことが重要。

書籍では、やることの上限は10個。
中途半端なタスクを増やさないことが重要。
人によっては、上限3つでもいい?
先延ばしを許容
不安で、同時に色々なことに手をつけがち
「何を先延ばしにするか」を、賢く選択。
やると決めたことを一つだけ、粛々と進めていく。

急がば回れ?
集中して終わらせ、次へ。
なるべく各個撃破。
成功体験を積むことで、不安も減少。

全てが先延ばしできるわけではなく。
集中と分散の使い分けが重要に。
失敗すべきことを決める
そもそも、失敗は避けられないもの。
人生のどの場面で失敗を許容するか、あらかじめ決めておくと。
・自分のリソースを有効活用
・想定内の失敗は、落ち込まずに済む

部分的・一時的には、失敗(ー)でも。
全体で成功(+)になれば、問題なく。
あらかじめ、落としてもいい所を決めて。
力の入れ所、抜き所を調整。

満点を取るのは、難しいもの。
合格点を取れればOKと考えれば。
精神安定的にも良いかと。
できたことを意識する
小さくても、成功体験を積むと、モチベーションは上がるもの。

失敗を、いつまでも引きずるのは考えもの。
切り替えが大事。
「次、どうするか」
レッツ、ポジティブ シンキング!
小さくても、積み重なれば大きな成果に。

厚切りジェイソンさんの、好きな言葉があります。
複利について。
毎日0.1%よくなるか、悪くなるかとする。
1日だけであまりわかるような差ではない。
ただ、1年間続くと重なっていく。
44%スキルアップ、または30.6%スキルダウン。
今日は0.1%よくなるか?
それとも0.1%悪くなる?
毎日少しずつ。
配慮の対象を絞り込む
自分の時間・資金といったリソースは、有限
SNSに踊らされないように。
時間が溶けて行くので。
影響の輪と、関心の輪を考えると良いと聞きます。
自分でコントロールできないこともあり。
影響の輪を内包。
自分でコントロールできることの範囲
影響の輪の外のことは、自分でコントロールできないもの。
変えようと試みても、徒労に。
他人のことは、影響の輪の外。
他人は変えられず。
自分のコントロール外である「検討中のこと」で悩んでも、何も変えられず。
決まってから、対応するしかなく。
今後の方向性を知るために、関心を持っておくのは良いかもですが。
自分の影響の輪の中のことに、集中。
コントロールできることに、注力を。
まとめ
悪いことだけでなく、良いことも存分に受け入れることが可能に。

課題の解決は。
正しい課題の認識が出発点。
その上で、どう振る舞うか。

不都合でも、現実を受け入れて。
すると、期待値のハードルを下げることが可能。
成功体験が積みやすくなることで、達成感も得られやすく。
全てをこなす時間の管理法は、そもそもない。
自分のやりたいこと・価値観に応じて、優先順位をつけて。
自分にとって、大事なことに集中。
現実は、完璧に物事が運ぶことはなく
解決策がないのに、解決策があると思うのは、悩み・ストレスの原因に。
時間以外で「解決策がない」と思われるのは
未来は予測できないもの。
世の中、複雑怪奇。
変数も膨大。
完璧な安心は、存在せず。

保険のかけ過ぎに注意。
保険は、確率低・損失大のものに。
必要な分だけ、掛け捨てで。
変えられるのは、自分だけ。
「他人を変えられる」と思うのは、トラブルのもと。
自分と他人の境界線を区別。
他人との境界線を区別できないと、苦労する人生に。
ストレスいっぱい!?
自分でコントロールできることのみに、集中を。

自分と他人の境界線がない人とは、離れるのが無難。
物事の捉え方次第で、気持ちが楽に

考え方が変われば、行動も変化。
考え方、方向性は大事。

興味を持たれた方は、是非、原著もご一読を。

「時間とは、そもそも管理、しきれない。」
人生を、もっと楽しく、快適に。
では、ありがとうございました!
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