【読書・学び】『究極 読書の全技術』

KEN
KEN

最近、学び直しで読書をする習慣が。

効率の良い読み方ができればと、「読書」についての書籍を読んだので、ご紹介。

読書で得られるもの

古今東西の偉人からの学び

読書により、偉人が言語化してくれた「概念」を知ることができます。

それを少しでも、自分なりに実生活に取り込んでいければ

様々な問題の解決の糸口になりうるかと。

ある分野での常識は、他の分野での常識とはなっていない場合も多々。

自分の中で概念同士を組み合わせると、良い結果が得られることも。

自己刷新の重要な手段にも。

人生の指針作りにも役立つかと。

論理的思考

読書の技術としては、予測・要約しながら読むのが大事。

読書をするうちに、論理的思考が身についていくかと。

書籍『究極 読書の全技術』

著者  齋藤孝さん

出版社 KADOKAWA

出版  2022/3/2

ISBN978-4-04-605656-6

今回はこちらでお勉強。

読書が必要なのは

古今東西の偉人から直接学ぶことができる

現代は「意識的に自分自身をデザインし、ブランド化していく時代」とのこと。

そのために必要なこと2点。

自分をデザインするやり方を先人に学ぶこと

強烈なモチベーション(精神力・思考力)を持つこと

読書を続けることでストレスに負けない精神力を養う

読書によって、先人たちが体験したことを追体験することは、自らの知性の経験値を上げることに。

知性の経験値を身につけると、ストレスに立ち向かう力もついてくるとのこと。

自己を刷新できる

読書は、自己刷新の重要な手段であり、なおかつ意識自体を高めてくれるとのこと。

社会でも高い評価を受けることに?

古典に触れ、時代・地域を超える普遍の真理を知る

真理は、時代を超え、全世界に通用すること。

身につけるべき基礎教養

その知恵が、古典の中に。

読書の種類

本の種類によって読み方を変える必要が。

より多くの本を読むためには、効率化を図るべき。

速読する本と、精読する本をきちんと選別。

役に立つ読書

書籍から得た情報や知識を、実際に活用するための読書。

一義的な文章。

速読に適したもの。

快楽としての読書

例えば、文学を味わうための読書。

その作品世界に入り込んだ時間が、幸福であったかどうか。

それが、価値ある読書かそうでないかの重要な指標に。

多義的な文章。

速読の技術

読書のを増やすために。

読書量を増やすことで知識を蓄積

読めば読むほど、楽に、速く、正確になっていくとのこと。

自分が読みたい分野の本を、集中的に何冊か読みましょう。

すると、その分野の知識が効率的に蓄積されます。

6〜7冊読み終わった頃には、もう8割以上のことが理解できている状態に。

どの本でも出てくることは、大事なこと普遍的なことでしょうし。

そもそも本は知識で読むものとのこと。

とにかく冊数をこなしましょう。

それが、速読術を身につける第一歩とのこと。

必要部分をピックアップ

速読の達人は以下の2つの技術をうまく組み合わせて活用しているとのこと。

速読の技術

目を速く動かしていく

全体の中で、必要な部分だけをピックアップして、そこを集中的に読む
 (どこをピックアップするかというセレクトの技術
  キーワードをサーチライトで照らすようなイメージ。)

本を読む目的を設定する

速読力を身につけるために、「仮の設定」を作りましょう。

目的」と「締切」を設定。

目的

「今読んでいる本の内容を、誰かに説明する」という意識を。

人に話すには、その内容をしっかりと理解し、整理することが必要。

そのためには、集中して読むことが求められます。

それが速読力を鍛えることに。

締切

一冊を読み終えるまでの締め切りを設定することも有効。

強制的に読書スピードを速く。

一文字一文字を追うのではなく、
複数の文字、複数の単語を一度にスキャンできるようにしつつ、
文字から文字へとジャンプする視点移動のスピードを上げていくように

目的と締切を同時に設定

大事なところを先におさえる

最初に目次を読むことで、本の概要を把握しましょう。

大事なところをはっきりと。

「どこをしっかり読めばいいか」をあらかじめ把握することで、読書スピードは確実にUP。

要約力

人に話すには、文字を追いながら、その内容を理解し、同時に要約していくことが必要。

この要約力は、人に話すために必要なだけでなく、読むスピードにも大きく影響。

読んだ部分を要約し、頭の中で整理できているからこそ、文章の次の構成の予測が可能。

読むスピードが更に加速されることに。

本を読むための下準備をする

1冊につき20分くらいかけて

その本の内容を人に話せるぐらいまで把握

約2分

まずはタイトルを確認。
 ⬇︎
次に帯、カバー袖の文章。
 ⬇︎
その後、目次や小見出しにサーッと目を通す

その上で、その本の要点だと目星をつけた箇所に目を通しましょう。

パラパラとページをめくって、周辺情報を加えて全体を補強。

逆から読む

論説文なら、逆から読む「逆算読書法」は大いに活用するべき。

目的をはっきりさせたうえで、逆算。

「本の内容を要約できればいい」とゴールをはっきりさせましょう。

頭から均等に読む必要は一切ないとのこと。

大事なところから読めばいいそうです

2割読書法

全体の2割を読むだけで、全体をつかみましょう。

記憶を確かなものにするには、覚える対象を限定。

2割読書法の場合、どの部分を読むかが大切。

セレクト能力が求められるとのこと。

できるだけ多くの本を読んで、自分のセレクト能力を高めましょう。

頼りになるのが「目次」

2割読書法の、2割の部分は精読してもいいとのこと。

きちんと読むべきところは精読

キーワードを探しながら読む

本を読む前に自分の中で、あらかじめ大事なキーワードを5個か6個、決めておきましょう。

視野を広げる訓練で、意識を読み取る能力を磨く

視野が広がることで、目を通して脳に伝えられる情報量が増大。

脳に伝えられる情報量が増えれば、当然ながら情報を処理するための脳の回転も上がっていく。

視野を効果的に広げるには

①速読を繰り返す

②速読をしている間に「広い視野を持とう」という意識を持つ

精読の技術

読書のを上げるために。

音読

文章を本当に理解するには、どこで切るか、イントネーションをどうするかも重要な要素。

意味の取り方が読みの中に表れるからとのこと。

本を読むことで、自分の中に偉大な他者を持てるようになると、視野が大きく。

そのためにこそ、素晴らしい先人たちが書いた本を読む必要があるとのこと。

速音読

できるだけ速く、正確に読むという「速音読」の訓練は、速読力と直結。

クライマックス読み

クライマックスの部分をセレクトしておいて、そこだけ音読

3色ボーペン方式

三色の色分けを。

その本を読んだ時に自分が感じたことを、簡単に書き記していくことができます。

赤:客観的に最重要の部分

青:客観的に重要な部分

緑:主観として大切な部分
  (自分が主観的に「面白い」と思ったところ

引用ベスト3方式

ただキーワードを見つけるだけでなく。

自分が引用したくなる文章を探そうと意識することで、より重層的な速読力が鍛えられるとのこと。

①引用したい文章ベスト3をセレクト

②それを配列

③その三つを選んだ自分というもの
  =自分のその作品への関わり方を整理

読んだ内容を何度も話す

引用を交えて話すことを心がけて読みましょう。

精読の中でも特に重要な引用力が、飛躍的に高まるとのこと。

書き写す

書き写すという作業も精読の真髄。

本選びの技術

読書は、人生という果てしない大海原を進むための羅針盤を手に入れるための作業とも言えるとのこと。

人生の指針作りに貢献。

ただ、どんなに素晴らしい本に出会ったとしても、全面的な盲信はせずに。

その本に詰まっているエッセンスを自分なりに咀嚼そしゃくし、自分の内に取り込むべきとのこと。

ブックリスト

書名、著者名、出版社名、一言コメントを記入。

ブックリストは、自分の読書記録にも。

学生時代

人間の幅を広げることを目的に読書を。

一見、現実社会では何の役にも立たないと思えても、それが極めて役立つことが。

そこが、教養としての読書のおもしろさ。

役に立つ、役に立たないのは、当人ですらわからないとのこと。

時間をおいて、「役に立つ」、「繋がる」ということも。

それが読書の凄さ。

実社会とは直接関係のないような分野に没入して勉学する機会を持つことが非常に大切。

社会人

現実に打ち勝つための読書を。

現代社会は常に変化。

個人も、セルフイノベーション(自己改革)することが必須。

現実に打ち勝つための根源的な力となってくれるのも、読書。

自分自身を振り返る時間、自分自身を掘り下げる時間が大事。

本と向かい合い、書かれていることを理解し、自分の中に取り込む。

読書とは、偉大な著者との対話の時間とのこと。

著者の言っていることをきちんと読み取り、それを基に自分自身を振り返りましょう。

著者の思考をなぞるようにして読んでいるうちに、
著者の思考を自分のものにするというプロセスが出来上がっていくとのこと。

古典

柱になって精神力を支えてくれるという意味では、色々な本を100冊読むよりも、
古典を一冊持っていて繰り返し読むべきとのこと。

たとえば、『論語』のような古典。

古典には、様々に応用できる力が内包されています。

普遍的な真理を学ぶとともに、その教えを自分の行動に引きつけやすい格好の教材。

解説本の利用

古典には主に2つ。

①『論語』などに代表される、文字通りの古典

②比較的新しく書かれたものでも古今東西の名著とされるもの

あまりにも難解なものは、自分なりの読み方さえできず。

そんな本に取り組む時は、解説書や翻訳本に助けてもらうべき。

哲学書や論説文に限らず。

文学も同様。

わかりやすい翻訳書や解説書を駆使しましょう。

名作の真髄に最短ルートで迫ることができるとのこと。

読書について、まとめ

速読精読の技術を使い分けつつ。

予測・要約しながら読むのが大事。

予測するためには、あらかじめ、目次などを見たり。

予測の力を高めるためにも、その分野の読書量を増やし、前提知識を持っておくのも大事。

時には、解説本の利用も。

偉人先人が言語化してくれた概念を、自分なりに取り入れていきましょう。

実生活に活かすには、読んで終わり・満足ではなく、
何かしらの行動に繋げることが大事とのこと。

一度に見る範囲を広げていく意識も持ちましょう。

単語 → 文節 → 文章 → 行 → 複数行
 といった具合に。

私の場合

「自分から勉強したい(初めて?)」と、最近読書習慣がつきました。

読書法

ざっくり内容把握

目次をしっかり読んでから読書を進めるように。

はじめに」や「おわりに」も読みつつ。

もう一度、目次を読むことも。

目次などは精読

自分なりにまとめる

読んだ本は、自分なりにまとめながらレジュメ作り

「自分が誰かに研修するマニュアルを作るなら。」と考えつつ。

自分でまとめて、記録した方が、記憶の定着にはいいかと。

時間はかかりますが。

書き写すことも精読。

ライン引き

何だかんだ、学生時代(遠い昔)の現代文の読み進め方に通じるものが。

3色ボールペンの使い方は違ったりしますが。

私は、超重要/赤・重要/黄・具体例/青で、やっております。

主観的に面白いと思ったところ、緑でも使いましょうかね。

図書館で本を借りることが多いので、線を引けないことも多々ありますが。

前提知識の蓄積

興味ある分野の本を複数読むのは、効果的と思いました。

大事なことは、どの本でも触れられるでしょうし。

基礎・王道の把握にも役立つかと。

私の場合、今は投資の勉強がメイン。

最初は読み進めるのが大変でしたが、最近はかなり改善。

現在は、投資に関する書籍、5冊位読みました。

本は知識で読むもの」とは、言い得て妙かと。

前提の知識があるとないとでは、かなりの差がありますね。

まだ活用できていなこと

逆から読んだり、2割読み、引用ベスト3は、まだ活用できてません。

セレクト能力がまだ乏しい?

「おわりに」は読んでいますが。

なんだかんだ、順番に読んでしまってます。

隅から隅まで読みたい衝動に駆られがちですし。

また、場合によっては、読むのを止めるのも有効との記載がありました。

私の場合、本の損切りは、なかなか踏ん切りつかなさそうです。

よっぽど合わない本を除くと、読み切りたい衝動に駆られます。

コンプリート癖あり?

学習系の本は、過去何冊も途中で挫折しておりますが。

大事なのは

重要なのはやはり、知り得た概念を取り入れ、実践していくこと。

行動につなげてこそみのりが得られるかと。

読書ライフ

私はリベラルアーツ大学両学長おすすめの書籍を中心に、読書中。

良書がたくさん。

「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」

「考えが変わると行動が変わり、行動が変わると人生が変わる」

そういった言葉も聞いたことがあるような。

読書して、多くの学びを得ましょう。

皆様も良き読書ライフを。

KEN
KEN

「読書して、概念を知り、取り入れる。」

人生を、もっと楽しく、快適に。

では、ありがとうございました!

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