【読書・時間】『エッセンシャル思考』

やることを減らし、人生をシンプルに。

本当に重要なことだけに集中。

KEN
KEN

時間が足りないのは、優先順位の問題

大事なことだけ、やるように

自分のリソース(資源:時間・お金)は、有限。

何かを得るには、手放すことも必要。

トレードオフ、選択の問題でもあります。

  1. 書籍『エッセンシャル思考』
  2. エッセンシャル思考
    1. 正しいことを、やり遂げる技術
    2. 重要な仕事で、最大の成果を上げるのが狙い
    3. トレードオフを直視し、何かを得るために何かを捨てる。
      1. 自分で優先順位を決定。
      2. 規律なき拡大は、失敗への道
      3. なぜ方向性を見失うのか
        1. 選択肢が多すぎ
        2. 他人の意見が、うるさすぎ
        3. 欲ばりの時代
  3. エッセンシャル思考の整理法
    1. 評価する
    2. 捨てる
    3. 実行する
  4. 見極める技術
    1. 多数の瑣末なことの中から、少数の重要なことを見分ける
    2. 孤独:考えるためのスペースを作る
    3. 集中するためには、集中せざるを得ない状況に自分を置くしかない
    4. 洞察:情報の本質をつかみ取る
    5. 遊び:うちなる子供の声を聴く
    6. 睡眠:1時間の眠りが、数時間分の成果を生む
    7. 選抜:最も厳しい基準で決める
      1. 90点ルールを取り入れる
      2. チャンスを正しく選別するには
  5. 捨てる技術
    1. 本当に重要なことをやり遂げるために、不要な物事を「捨てる」
    2. 目標:最終形を明確に
      1. 「かなり明確」を「完全に明確に」する
      2. 本質目標を決める
      3. 本質目標の作成
      4. 本質を見据えて生きる
    3. 拒否:断固として上手に断る
      1. 上手に断るコツ
      2. 断り方のレパートリーを増やす
    4. キャンセル:過去の損失を切り捨てる
      1. 途中で辞めることを難しくする心理
      2. 上手に手放すテクニック
    5. 編集:余剰を削り、本質を取り出す
      1. 編集の4原則
        1. ①削除
        2. ②凝縮
        3. ③修正
        4. ④抑制
    6. 線引き:境界を決めると自由に。
      1. 他人の思惑から、自分の領域を守るヒント
        1. 本人の解決すべき問題は、本人に解決させる。
        2. 境界線を引いて自由になる
        3. 自分の境界線がどこかを知る
        4. 難しい相手とは、契約を結ぶ
  6. 仕組み化の技術
    1. バッファ(緩衝):最悪の事態を想定
      1. バッファ(緩衝)を作るコツ
        1. 徹底的に準備
        2. 見積もりは1.5倍で考える
        3. シナリオ・プランニングで、リスクを軽減
    2. 削減:仕事を減らし、成果を増やす
      1. 仕事を減らすことによって、より多くを生み出す。 
        1. 制約や障害を取り除くコツ
    3. 前進:小さな一歩を積み重ねる
      1. 人の意欲を高める主要因
      2. 仕組みづくりを
        1. 最小限の進歩を重ねる
        2. 「早く小さく」始める
        3. 進歩を目に見える形にする
    4. 習慣:本質的な行動を、無意識化
      1. 正しい習慣が、クリエイティビティを生む
      2. 悪い癖を正しい習慣に変える方法
        1. 行動を引き起こすトリガーを知る
        2. 新しいトリガーを、つくる
        3. 難しいことから、手をつける
        4. 曜日ごとにやることを、変える
        5. 習慣づくりは、一つずつ
    5. 集中:「今、何が重要か」を考える
      1. 過去や未来にとらわれない
      2. 集中の対象を、一つに決める
      3. 今ここを生きるテクニック
        1. 「今、何が重要か」を考える
        2. 未来を頭の中に抱えない
        3. 優先順位をつける
    6. 未来:エッセンシャル思考を生きる
      1. 自分の中心に、エッセンシャル思考を
      2. シンプルな人生は幸福
        1. 迷わない
        2. 流されない
        3. 日々が楽しくなる
        4. 本質を知り、本質を生きる
    7. エッセンシャル思考のリーダーシップ
      1. エッセンシャル思考のチームをつくる
      2. 人材の選別に、こだわり抜く
      3. 目的が、完全に明確になるまで話し合う
        1. メンバーの役割を、あいまいにしないように。
        2. 正しい情報を、正しい人に、正しいタイミングで伝える
        3. 小さな進歩を重ねているかどうか、適切にチェックする
  7. まとめ
    1. エッセンシャル思考
      1. 考え方
      2. 行動
      3. 結果
      4. 選択
      5. ノイズ
      6. トレードオフ
    2. 見極める技術
      1. 孤独
      2. 洞察
      3. 遊び
      4. 睡眠
      5. 選抜
    3. 捨てる技術
      1. 拒否
      2. キャンセル
      3. 編集
      4. 線引き
    4. 仕組み化の技術
      1. バッファ(緩衝)
      2. 削減
      3. 前進
      4. 習慣
      5. 集中
      6. エッセンシャル思考のリーダーシップ
        1. 方針
        2. 人材
        3. 戦略
        4. タスク分担
        5. コミュニケーション
        6. 部下育成
        7. 成果
    5. 興味を持たれた方は、是非、原著もご一読を。

著者  グレッグ・マキューンさん

訳   高橋璃子さん  

出版社 かんき出版

出版  2014/11/17

ISBN978-4-7612-7043-8

今回はこちらでお勉強。

自分の選択を、自分の手に取り戻すための道のり。

やる」と決める

「やらなくては」ではなく。

KEN
KEN

「やる」と決めたら、あとは「やる」or「めっちゃやる」

正しい方向性の上で

リベラルアーツ大学、両学長いわく。

選択

時間とエネルギーの使い道を選ぶことが可能。

KEN
KEN

選択は、自分でしてこそ。

主体性が大事。

自分で選ぶからこそ、「やらされる」にはない、満足感も。

大事なものは、めったにない

「どれも大事」ではなく。

ノイズ

何が重要かを、正しく見極め。

大多数のことは無価値。

努力は大切。

ただ、がむしゃらに頑張るよりも、「より少なく、しかしより良く」努力した方がいいとのこと。

KEN
KEN

努力するにも、まずは方向性が大事。

本当に重要なことにイエスと言うために。
その他、全てにノーを。

何でもできるが、全部はやらない

「全部できる」ではなく。

トレードオフ

複数の条件を、同時に満たすことができないような、二律背反の関係。

どれかを選ぶ必要が。

「どの問題が一番重要か?」を考えて。

戦略的ポジションは、別のポジションとのトレードオフなしには維持できず。

KEN
KEN

戦術レベル(局所)の失敗は許容範囲。

でも、戦略(大局)レベルの失敗は、致命傷になると言います。

より多くのことをやり遂げる技術ではなく。

自分の時間とエネルギーを、最も効果的に配分。

エッセンシャル思考の人は、「全部やろう」とは考えず。

流されず、少数の本質的なことだけを選び取るとのこと。

そうしないと、他人の言いなりになることに。

やることが増えすぎると、時間とエネルギーがどんどん拡散。

全てが中途半端に。

本当にやるべきことができず。

KEN
KEN

分散しすぎないように。

集中突破。

選択の機会が増えすぎると、人は正しい決断ができず。

他人からのプレッシャーが大きすぎ。

KEN
KEN

見栄の張り合いからは、脱出したいところ。

「全部手に入れよう、全部やろう」という考え方が、世の中に浸透。

KEN
KEN

強欲は、身を滅ぼす?

「足るを知る」も大事。

評価する ➡︎ 見極める技術

捨てる  ➡︎ 捨てる技術

実行する ➡︎ 仕組み化の技術

「これをやったら、他の何よりも重要な成果が、得られるか」と自問。

「いるもの」と「いらないもの」に分別

心理学の研究によると

人は既に持っているものを、実際よりも高く評価する傾向があるとのこと。

捨てられない時

「もし、これを持っていなかったら、今からお金を出して買うか」と考えてみる。

KEN
KEN

断捨離では、まず全部捨てて。

本当に必要なものをそろえ直すのも有用とか。

本当に必要なものだけを、身の周りに。

人生や仕事でも、選び抜いた行動を実行するためには、やりやすい習慣をつけることが必要。

行動をしくみ化

見極める技術

多数の瑣末なことの中から、少数の重要なことを見分ける

孤独:考えるためのスペースを作る

集中するためには、集中せざるをえない状況に自分を置くしかない

洞察:情報の本質をつかみとる

遊び:内なる子供の声を聴く

睡眠:1時間の眠りが数時間分の成果を生む

選抜:最も厳しい基準で決める

エッセンシャル思考の人は、何かに手を出す前に、幅広い選択肢を慎重に検討

そして、「これだけは」ということだけを実行

行動を起こす数は少ないが、「やる」と決めたことについては、最高の結果を出すとのこと。

本当に重要な物事を見極めるために、必要なこと

・じっくりと考える余裕

・情報を集める時間

・遊び心

・十分な睡眠

・何を選ぶかという厳密な基準

エッセンシャル思考の人は、なるべく時間をかけて調査・検討し、意見を交わし、熟考。

そうすることで初めて、本当に重要なものを見極めることが可能に。

落ち着いて考える時間が必要。

「忙しすぎて考える時間もない」のは、仕事が多すぎ。

KEN
KEN

余裕がないと、計画の乱れにも対応できず。

集中とは

単に一つの問題を考え続けることではなく。

100の問題をじっくり検討できるだけのスペースを確保

例:目の焦点

一つのものに固執せず、常に全体を把握して焦点を調整する。

生き方を考えるためのスペースを、自分の生活に取り入れて。

仕事が忙しくなればなるほど、「考える時間を確保する」ことがより必要に。

KEN
KEN

改善策を考えて実行しないと、現状を変えることはできず。

物事を俯瞰で見て。

トータルで考えられるように。

本を読む時間を作る

古典は読む者の視野を広げ、時の試練に耐えた本質的な思想に立ち戻らせてくれるとのこと。

KEN
KEN

本質的なことは、応用が効くもの。

改善の糸口になりうるかも。

大局を見て、情報をフィルタリング。

核心・本質を見抜ければ。

遊びが大切な理由。

①遊びは、選択肢を広げてくれる

遊ぶことで、私たちの視野は広がり、常識にとらわれないやり方が見えてくるとのこと。

②遊びは、ストレスを軽減

ストレスは生産性を下げ、好奇心や創造性の働きを弱めるもの。

③遊びは、脳の高度な機能を活性化

遊びは、脳の実行機能に良い影響を与えるとのこと。

実行機能とは、計画、優先順位付け、スケジューリング、予測、委譲、決断、分析など。

遊びこそが、創造性と探究心の源

遊びは本質を探究するのに役立つだけでなく、それ自体がどこまでも本質的

最大の資産は、自分自身。

睡眠には、体を休めるだけでなく、脳をリフレッシュさせる役目が。

現代人の最優先課題

優先順位づけの能力を、キープすること

たっぷり眠れば、洞察力が高まり、発想が広がるもの。

より少ない時間で、良い成果を上げることが可能。

KEN
KEN

寝不足の状態は、酔っ払い運転しているようなものだとか。

判断力低下の状態。

できる人は、休息の重要性を理解。

しっかり睡眠時間を確保しているようです。

8時間とか。

ショートスリーパーな人は、実は少ないとか。

良い判断をするためにも、睡眠時間の確保を。

二択に。

「絶対やりたい!」か「やらない」。

中途半端な YES をやめて。

コツは、基準を厳しくすること。

「やろうかな」程度のことは却下。

「 YES 」と言うのは、「絶対やるしかない」と確信した時だけ。

絶対に「YES」と言い切れないなら、それはすなわち「 NO 」。

どうでもいいことを捨てられずにいると、後々大変。

本当に重要なことをする余裕がなくなってしまうので。

最重要基準を1つ用意

その基準に従って、選択肢を100点満点で評価。

ただし、90点未満の点数は、全て0点と同じ

不合格。

中途半端な選択肢に悩まされずに済むとのこと。

90点ルールは、トレードオフを強く意識させるやり方。

完璧な選択肢が現れることを信じて、かなり良い選択肢を切り捨て。

完璧な選択肢はすぐにやってくるかもしれないし、なかなか現れないかも。

でも、「厳しい基準を設ける」という行為は、間違いなく自由を与えてくれるとのこと。

自分自身で選ぶ自由。

「選びたいから」選ぶ自由

「仕方なく」選ぶのではなく。

明確で厳しい基準があれば、誰でも不要な選択肢をシステマティックに却下。

重要な選択肢を選び取ることが可能に。

KEN
KEN

我慢の先に、対価が。

急がば回れ?

ただ、「チャンスの女神に後ろ髪はない」とも言います。

「行動する」ことも非常に大事ですし。

理想と現実のバランス、難しいですね。

突然舞い込んできたチャンスを正しく選別する方法

①そのチャンスについて記述する

②考慮するに値するチャンスの「最低限の基準」を3つ書き出す

③考慮するに値するチャンスの「理想の基準」を3つ書き出す

➡︎ 全て満たしているものだけが、考慮に値するチャンス。

KEN
KEN

チャンスが来たら、逃さないよう、日頃の準備・余裕も大切。

捨てる技術

本当に重要なことをやり遂げるために、不要な物事を「捨てる」

目標:最終形を明確にする

拒否:断固として上手に断る

キャンセル:過去の損失を切り捨てる

編集:余剰を削り、本質を取り出す

線引き:境界を決めると自由になれる

捨てることに不安を感じたら、考えてみること

「これをまだ持っていなかったら、今からお金を出して買うか?」

「もし、この話が来ていなかったら、自分から積極的にチャンスを求めに行くか?」

KEN
KEN

「なくなった時に、それを再び手に入れようとするか?」

この視点は、判断の基準になるかと。

考えるべきは「どれを引き受けようか?」ではなく「何に『 NO 』と言うか?」

捨てるべきものを考えると、自分の優先事項がはっきりと見えてくるとのこと。

仕事や人生の決定打となるブレイクスルーは、不要なものを切り捨てることから。

ブレイクスルー

行き詰まりの状態を、打開すること。

難関や障害を突破すること。

KEN
KEN

やることが盛りだくさんの現代。

何かは手放さないと、抱えきれません。

まずは、環境整備から。

重要なことにエネルギーを集中させるため、不要なものを切り捨て

最初に切り捨てるべきもの

やろうとしている意図にそぐわない行動。

自分がどんな目的に向かっているのか」を、とことん明確に定義する必要が。

KEN
KEN

ゴールが決まっていないと、行き当たりばったりに。

方向性も間違って、残念なことになりかねません。

「何がしたいか」によって、やるべきことは変化。

目的が明確でない時、人はどうでもいいことに時間とエネルギーを浪費しがち。

思想家ラルフ・ワルド・エマーソンさんによると。

「人と国を滅ぼすのは、作業としての仕事である。

 すなわち自分の主目的を離れ、あちらこちらに手を出すことである」

チームが驚くほどの力を発揮する条件

全体の目的と個々の役割が、とことん明確になっていること

エネルギーが同じ方向に向かい、相乗効果が生まれるので。

本質目標

具体的で、かつ魅力的。

大きな意味があり、しかも測定可能。

本質目標を正しく決めれば、その後の無数の決断が不要に。

「弁護士ではなく、医者になる」

 ➡︎ 何を学ぶべきかが明らかに。

優れた本質目標があれば、周囲の協力も得やすく。

普段からは考えられないレベルの力を発揮。

迷いなく目標に向かって進み続けることが可能。

KEN
KEN

あっちこっちに力を分散せず。

方向性を揃えることで、力を集約。

会社やチームや個人に必要なのは

具体的で魅力的、意味があって覚えやすい本質目標。 

「たった一つのことしかできないとしたら、何をするか?」 

人生の本質目標を決めるのは、難しいもの。

勇気と洞察力を持ち、自分の力を最高に発揮できる行動を見定め。

トレードオフを直視し、本質から外れたものを断固として切り捨て

KEN
KEN

いかに自分の人生に、真剣に向き合うか。

エッセンシャル思考の必須スキル

他人からのプレッシャーに負けず、キッパリと上手に断ること。

大切なことを知っていれば、断ることができる

「自分にとって本当に重要なのは、これ」という確信

それが、次々とやってくるタフな選択から、私たちを守ってくれるとのこと。

KEN
KEN

ブレない自分の人生軸を、しっかり持っておきたいところ。

急な決断が難しい理由

自分にとって、本当に重要なことが明確でないと、葛藤に対して無力

KEN
KEN

決めておいた方向性、基準をもとに対応。

②他人にどう思われるか、と言う不安

KEN
KEN

我が道を行く、開き直りも大事かと。

周りを気にしすぎると、窮屈に。

長期的には、自分の価値観に沿った選択の方が、良い結果に繋がるかと。

絶対にやるべきこと以外の全てに対して、上手に「 NO 」を。

直接的でない表現を使う

「声をかけてくれて嬉しいのですが、あいにく手がいっぱいで・・・」

「行きたいのは山々ですけど、時間があるかどうか・・・」

トレードオフに目を向ける

「ここでイエスと言ったら、自分は何を失うか。」

トレードオフに目を向ければ、中途半端なイエスは言えないもの。

どんな判断をする時も、機会コストを忘れずに。

「もしもこれを選んだら、別のもっと価値あることが出来なくなる」ことに。

誰もが何かを売り込んでいる

人は皆、何かを売り込もうとしているのが事実。

「相手が何を売り込もうとしているのか、自分はそれによって何を失うのか」を意識。

より合理的な判断を。

好印象よりも、敬意を手にいれる

NO 」を言うことは、短期的には、相手の機嫌を損ねかねません。

でも、長期的には、敬意を手にいれることに。

目先の好印象と引き換えに。

好意 < 敬意

あいまいな「 YES 」は、ただの迷惑

あいまいにしておいて結局断るくらいなら、その場ですぐに断る方がいいとのこと。

相手へのダメージも、ずっと少なくてすむことに。

①とりあえず黙る

気まずい沈黙を怖がらず、沈黙を味方に。

誰かに何かを頼まれたら、少しだけ黙ってみて。

ゆっくり3つ数えて、それから自分の意見を。

もう少し慣れたら、相手が気まずくなって何か言うまで、じっと待ってみたり。

②代替案を出す

代替案を出して、相手に歩み寄りながらお断り。

③「予定を確認して折り返します」

いったん時間をおいて考えると、断ることが容易に。

その場で引き受けてしまうことがなくなり、自分のペースで仕事ができるように。 

④自動返信メール

今は返信できないので、後で折り返すというもの。

受け取った方も嫌な気持ちにならない、とても洗練された断り方。

⑤「どの仕事を後回しにしますか?」

上司からの依頼は断りづらいもの。

上司にトレードオフを意識させるといいとか。

「はい、ではこの仕事を優先でやります。
 今抱えている仕事のうちどれを後回しにしましょうか」

「今かなり仕事を抱えているので、これを無理やり差し込むと品質が落ちてしまいます。」

⑥冗談めかして断る

親しい間柄なら。

⑦肯定を使って否定する

喜んで引き受けるふりをして、実は断るという高度なテクニック

いくらかは力になりたいが、全面的に巻き込まれたくない場合に、極めて有効。

「どうぞ僕の車を使ってください。
 キーを置いておきますね。」

親切な言葉を使いながら、「運転は引き受けない」という意思をきっぱりと表現。

⑧別の人を紹介する

自分を見込んで特別に頼んでくれたと思いたいところ。

でも、実際は誰がやってもいい場合がほとんど。

①サンクコスト(埋没費用)に対する心理的バイアス

サンクコストバイアス

損な取引に手を出し続ける心理的傾向のこと。

すでにお金や時間を支払ってしまったという理由だけで

「ここでやめたら、今までの投資が無駄になる」と思うあまり、望みのない投資を重ねると。

悪循環を生み、投資額が増えれば増えるほど、抜け出すことが難しく。

KEN
KEN

人間、ピンチの時こそバカになりがち?

冷静に考えられなくなるもの。

②授かり効果

授かり効果

所有という概念は、人の心に大きく影響。

いったん所有してしまうと、失うのが怖くなるもの。

わざわざ買おうと思わないような物でも。

こうしたバイアスは、品物だけでなく、行動についても当てはまるとのこと。

行動やプロジェクトが「自分のもの」だと感じる時、そこから離れることは難しく。

KEN
KEN

手放すことは、難しいもの。

だから、既得権益も、なくならない?

持っていないふりをする

「まだこれを持っていないとしたら、手を入れるのにいくら払うか?」と考えてみましょう。

「どれくらいの価値があるか?」と考える代わりに。

KEN
KEN

時には、ゼロベースで考えてみるのが有効かと。

どうしても必要なこと、大事なことの選別に。

仕事やその他の活動にも、同じテクニックが使えるとのこと。

「もったいない」を克服する

KEN
KEN

「大切にする」は良いこと。

でも、何事も「過ぎたるは及ばざるが如し。」

強敵、もったいないオバケ?

時には損切りして、「他の、もっと大事なこと」に集中を。

失敗を認め、成功に向かう

KEN
KEN

成功する人は、損切り上手?

方向性が違っていたら、方針転換。

状況に合わせて。

靴に足を合わせる心理にならないように

自分に合わないことにとらわれている時は、他人の冷静な意見を聞いてみた方がいいとのこと。

何の利害もない立場からのアドバイスは、執着を断ち切るのに役立つとのこと。

KEN
KEN

目的と手段がすり替わらないように。

方向性の確認のためにも、先行く人のアドバイスは貴重。

現状維持バイアスに、とらわれないように

現状維持バイアス

「いつもやっているから」という理由で、それを辞められない傾向。

当たり前のようにそこにあるものを、人は無条件で受け入れがち。

ゼロベースで考える

まっさらな状態から、時間やお金やエネルギーの使い方を改めて考えてみましょう。

ただ惰性で続けていることは、すぐにやめるべき。

例:会社や部門での予算

普通は前年度の実績をもとに。

ゼロから考えるゼロベース予算は、手間はかかるが、メリットも大きいとのこと。

・現状にとらわれず、効率的なリソース配分ができる
・過大な予算申請に気づきやすい
・業務の非効率な点が見えてくる
・各部門が予算の利用目的を明確に意識できる

流れで引き受けるのをやめる

何かを言う前に5秒待つ

一旦立ち止まって「これは本当に重要か?」と考えることで、後で後悔することを回避。

すでに約束してしまったら、素直に間違いを認めてキャンセル。

よく考えずに引き受けてしまったのだと、正直に謝罪。

⑦逆プロトタイプ

本格的に撤廃する前に、簡単な形で「やめること」を試してみましょう。

今やっていることを試験的にやめて(簡素化して)みて、不都合があるかどうか確認。

※簡素化する際にも効果的。

KEN
KEN

不都合があるなら、元に戻せばいいだけ。

小テストでお試し。

編集

不要なものや余分なものを容赦なく削り、作品の本質を取り出す仕事。

編集の技術は、ただ減らすことにあるのではなく。

減らしながら、価値を増やす。

編集には、トレードオフがつきもの。

最善の結果を得るためには、こまめに行動を振り返り、小さな編集を積み重ねるべきだとか。

エッセンシャル思考で生きるということ

削除と凝縮と修正を、日々の習慣にすること。

KEN
KEN

やることが多すぎる時には、引き算が必要。

編集の基本

曖昧でわかりにくい要素を排除し、観客や読者の混乱を防ぐこと

決断の本質

選択肢を減らすこと。

選択肢を増やした方が安心だと考える人は多いとのことですが。

KEN
KEN

ただただ、選択の数を増やすのは、悪手。

迷うだけ。

余分な選択肢を断ち切れば、すんなりと決断可能に。

KEN
KEN

脳のリソース(資源)は有限。

良い判断ができる回数も限られているとか。

シンプルにして、判断の回数を減らしておくことが重要。

決断を誤らないためにも。

言葉を凝縮するとは

言いたいことを最大限、明確かつ簡潔に言うこと

編集者アラン・D・ウィリアムズさんによると。

「編集とは何か」というエッセイ中で。

編集者が著者に尋ねるべき基本的質問、2つ。

⑴「言いたいことを、言えているか?」

⑵「言いたいことを、最大限明確かつ簡潔に言えているか

凝縮の目的

無駄を減らすこと。

一度に多くのことをやることではなく。

人生を凝縮するということは、結果に対する行動の比率を減らすということ。

いくつもの無意味な行動をやめて、重要な一つの行動に置き換えを。

KEN
KEN

自分の限られたリソースを、大事なことに集中投下!

間違いを直すのも大事な役目。

仕事や生き方でも、自分の本質的な目標を明確にしておけば、それに合わせて行動を修正できるとのこと。

KEN
KEN

「どうしたいのか」という、ゴール設定が重要。

状況・環境の変化に対応するにも、基準がないと始まらず。

何もしない方がいいことも。

抑制すべきところを知っておくと、人生はもっとうまくいくとのこと。

KEN
KEN

押してダメなら。

自分の領域を守るには、時に大きな代価が必要。

でも、境界線を放棄すると、もっと大きな代償を払うことハメに。

人生で最も大事なものを、選べなくなりかねません。

練習すれば、境界線を引くことは、どんどん簡単に。

一線を引くことで、自分の時間を守り、他人からの余計な干渉を防止。

他人の問題を横取りしないように。

それが自分のためであり、相手のためでも。

KEN
KEN

相手の成長を促すためにも、過保護は禁物?

時には、気長に待つことも必要に。

「やらせてみて」、「フォロー」を。

失敗は成功のもと。

失敗なくして成長なし?

致命傷さえ、負わなければOK。

明確な境界線を引くことで、自分の領域を好きなだけ使えるように。

自分で明確な線が見えないと、他人に推し量るよう要求するのは酷。

KEN
KEN

目標設定(ゴール)ありきの境界線。

「ここは譲れない」という線を、お互いに引いて。

目指すものと、譲れない線が明らかになれば、相手に間違ったことを期待しなくて済むように。

相手が嫌がる要求を未然に防げ、重要なことの邪魔をして機嫌を損ねることもなく。

努力せず、自動的にエッセンシャル思考を実現

一旦、やるべきことを決めたら、それを無意識に実行できるようにしておく。

仕組み化の技術

バッファ(緩衝):最悪の事態を想定する

削減:仕事を減らし、成果を増やす

前進:小さな一歩を積み重ねる

習慣:本質的な行動を無意識化する

集中:「今、何が重要か」を考える

未来:エッセンシャル思考を生きる

エッセンシャル思考のリーダーシップ

確実に言えるのは、「世の中に確実なことなどない」ということだけ。

KEN
KEN

未来はわからず。

サプライズは起こるもの。

何が起こっても慌てないように、あらかじめ備えを。

常にバッファ(緩衝)をとっておく

KEN
KEN

余裕、余白、安全域、生活防衛資金などなど。

カツカツすぎると、臨機応変な対応ができず。

最悪の事態を想定し、何が起こってもいいように準備を。

計画錯誤

作業にかかる時間を、短く見積もりすぎる傾向のこと。

以前やったことのある仕事でも、なぜか実際より短く見積もりがち。

例:リスクマネジメント戦略を立てるにあたっての5つの質問

アーワン・ミシェル=カージャンさん

モロッコに、戦略的なリスク管理のためのアクションプランを作成

①どこにどんなリスクがあるか?

②どんな物や人が、どの程度の危険にさらされているか?

③それらはどの程度傷つきやすいか?

④そのリスクは個人や事業や国にとって、どの程度の経済的負担となるか?

⑤リスク軽減と経済・社会の回復力強化のために、どのような投資を行うべきか?

人のリスク管理にも応用可能

①このプロジェクトには、どんなリスクがあるか?

②最悪の場合、どんなことになりうるか?

③周囲の人への影響は、どのようなものがあるか?

④そのリスクは自分(会社)にとって、どの程度の経済的負担となるか?

⑤リスクを減らすために、どのような投資を行うべきか?

計画通りにはいかないもの。

「未来は予測不可能」という現実を受け入れて。

不測の事態が引き起こすダメージを、できるだけ緩和するために

あらかじめ、バッファ(緩衝)を計画に組み込んでおく

KEN
KEN

常勝は非現実的。

「負ける時は、小さく。」

いかに被害を抑えるかが重要に。

短時間で大きな成果を上げるには、ボトルネックを探し、改善

全体を改善するには、全体の進捗を邪魔しているボトルネックの発見が鍵

ボトルネック

システム全体の足かせになっている部分。

ボトルネックが残っていたら、全体の性能はほとんど上がらず。

他のあらゆる部分の性能を高めても。

成果を生まない努力を、やめる

成果を改善するためには、逆から考えることも必要。

人やお金を増やす代わりに、制約や障害を取り除く

①目指すことを、明確に

目指す成果が明確でなければ、何をすべきかはわからないもの。

「最終的にどこへたどり着きたいのか?」と自問。

KEN
KEN

目的あってこその、手段。

②ボトルネックを特定

全てリストアップ

「この仕事をやり遂げる上で、邪魔になるものは何か?」

優先順位づけ

「これを取り除けば他の問題も解決するような、大きな障害は何か?」と考える。

ボトルネック特定の際の注意点

生産的な行動が、大きな邪魔になる場合も

目標達成を邪魔する行動は、どれほど前向きな行動でも疑ってかかる必要が。

KEN
KEN

ゼロベースで見直し。

目標は、草稿をつくること

美しい完全版ではなく。

目標達成を邪魔する要素は、いくつもあるもの。

でも、最優先で解決すべきことは、一つだけ。

③邪魔なものを取り除く

ボトルネックを取り除くために、完璧主義は禁物。

「完璧を目指すより、終わらせることが大事」

完成度よりもスピードを重視。

KEN
KEN

少し違う話になりますが。

終わらせることの重要性。

ビジネスだと、まずは売る商品がないと、始まらず。

完成度の追求は、お客様にとって、オーバースペックになりかねず。

「そこまでの機能は不要」と。

また、80点のものを100点にするには、80%の労力が必要と言われています。

80点にするには、20%の労力で済むのに。

パレートの法則。

職種によっては、完璧が求められる場合もありますが。

例:飛行機の運行

人のモチベーションに対して、最も効果的なのは

「前に進んでいる」という感覚。

小さくても前進しているという手応えがあれば、未来の成功を信じられるとのこと。

そのまま進み続けようという力に。

心理学者フレデリック・ハーズバーグさんによると

「達成」「達成が認められること」

テレサ・アマビルさんとスティーブン・クレイマーさんによると

日々のささやかな進歩

教育者ヘンリー・B・アイリングさんによると

大きな進歩を望むなら、日々何度も繰り返す、小さな行動にこそ着目すべき。
小さな改善を繰り返すことが、大きな変化に。

KEN
KEN

振り子で考えると。

小さな行動が、手元。

大きな変化が、振り子の先。

行動あっての、大きな結果。

小さく始めること

小さな成功をほめて、地道な進歩を促進。

シリコンバレーでの言葉

「完璧を目指すより、まず終わらせろ

「品質を無視しろ」ということではなく。

瑣末なことに気を取られず、本質をやり遂げろという意味。

実用最小限の製品

「顧客にとって有用なことを、最低限実現するには?」と考えて。

余計なことをしないというやり方。

スタートアップ界隈で。

応用:「実用最小限の進歩」というやり方

「重要なことをやり遂げるために、最低限意味のある進歩は何か?」と考えるとのこと。

例:ピクサーのアニメ制作

脚本を書き始める前に、ストーリーボードという一種の紙芝居を作成。

場面を簡単な絵で表現し、それをつなぎ合わせて流れを作っていくとのこと。

この作業を、小さな単位で何百回と繰り返し。

やがて映画ができると、少人数の人に見せてフィードバックをもらいながら、改善。

少しずつ進むから、無駄な努力をしなくて済むとのこと。

重要な目標や締め切りに向かう時の、2つのアプローチ

①遅く、大きく始める

最後の最後で全てをやろうとする。

②早く、小さく始める

できるだけ早い時期に着手し、軽い負担で終わらせる。

ほんの少し準備しておけば余計な苦労をしなくてすむとのこと。

KEN
KEN

スモールスタート、グロービッグ!

走らせながら、改善。

ゴールに近づく様子が見えるのは嬉しいもの。

KEN
KEN

「困難は分割せよ」とも言います。

ラスボスに辿り着くまでに、小ボス、中ボスを乗り越えて。

本質的な目標に向かう行動を習慣づけてしまえば、無意識のうちに目標を達成可能。

どんなことも繰り返し実行すれば、どんどん簡単に。

繰り返すことで習慣が確立。

いちいち考えなくてもできるように。

KEN
KEN

ルーティン化できることは、ルーティン化して。

無意識にできるように。

熟練度UP!

それまで思考や判断に使っていた領域が、別のことに使えるように。

習慣の要素

①『トリガー』:ある行動を、自動的に呼び起こすためのきっかけ

『行動』  :行動は、肉体の動作の他に、感情や思考も含む

『報酬』  :「この習慣を次も繰り返したい」と思うような、ご褒美。

悪い習慣を変えるためには、行動自体よりも、それを引き起こすトリガーに着目。

トリガーを見つけて、別の有益な行動と結びつける。

最初はかなり抵抗があるもの。

それでも新しい行動をやり続けて。

やがて新しい行動が習慣化。

無意識に新しい行動が引き起こされるように。

新しいトリガーをつくって、有意義な行動を呼び起こせばいいとのこと。

おすすめは

1日の最初に、最難関のタスクを片付ける

腰を落ち着けて、最も難しい課題から。

飽きがこないように、曜日によって行動を変えてみるのもいいとか。

その日のテーマに集中していれば、あれもこれもと考えずに済むとのこと。

全部一気に取り組もうとしても、うまくいかないもの。

まずは一つだけ、新しい習慣を始めてみて。

それが定着したら、次の習慣に取り組みましょう。

KEN
KEN

まずは、一点突破!

分散は、上級者向け?

ラリー・ゲルウィクスさん
ハイランド高校ラグビー部コーチ

・今ここに集中しろと説く。
 「今、何が重要か」

・勝敗について。
 「負けることと、打ち負かされることは違う」

打ち負かされる

相手が強いから。
スピードやパワーや才能の問題。

負ける

自分に負けること。
集中力を失い、本質を見失った時に負ける。

最高の力を発揮するには、「今、この瞬間」だけを意識。

仕事や生活にも言えるそうです。

そもそも私たちには「今」しかないとのこと。

未来や過去は想像の中にあるだけで、決して触れられないもの。

私たちの行動が何らかの力を持つのは、今ここにおいてだけ。

複数のことを並行して行うのは、難しくないんだとか。

問題は、人は一度に一つのことにしか「集中できない」ということ。

複数のことをやるのは構わず。

でも。

「集中の対象がどれなのか」は、はっきりさせておく必要が。

やることが多すぎて、何から手をつけていいかわからなくなったら。

まずは考えるのをやめて、深呼吸。

心を落ち着けて、今この瞬間に、何が重要かを考える。

今だけを見て。

それでも何から手をつけるかわからないなら、やるべきことをリストアップ。

今すぐやること以外は全て、線を引いて消してしまうといいとのこと。

KEN
KEN

実際に書き出すことは、物事を整理するのにおすすめ。

頭の中に未来のことが詰まっていると、今この瞬間に集中できず。

今すぐやるべきことを決めた後、「今すぐ必要ではないけれど、重要なこと」をリストアップ。

紙に書く効果

① 有用なアイデアを忘れないこと。

②「覚えているうちに何かやらなくては」という漠然とした焦りを感じなくてすむこと。

KEN
KEN

「後回しにする」のも脳のリソースを使うことに。

可能なら、「外注」、「手放す」も組み合わせていきたいところ。

今すぐやるべきことのリストができたら、優先順位の番号を振って、順番に片付けて。

一度に一つのことに集中し、終わったら、線を引いて消して。

KEN
KEN

シングルタスクを、優先順位の高いものから順番に、集中して解決。

考え方が心の底まで染み込んだ時、それは自分を内側から変える力に。

エッセンシャル思考を完全に身につけるには、根気と努力が必要。

大切なのは「選ぶ」ということ。

周囲に流されず、自分自身の選択を

KEN
KEN

考え方が変わると、行動が変化。

やがて人生も変わることに。

TO DOリストが、スッキリしている方がいい

大量のTO DOリストを、効率的にこなすより。

KEN
KEN

そもそもの判断の回数・やることを減らしておくのが大事。

やればやるほど、エッセンシャル思考はどんどん簡単に。

KEN
KEN

習慣化できれば、しめたもの。

自信を持って立ち止まり、ゆっくりと考え、キッパリと「 NO 」を

自分で優先順位を決定

他人の言いなりになるのを、避けるために。

自分のやるべきことが見えていると、日々の暮らしが充実し、今をもっと楽しめるように。

ダライ・ラマさんによると

「シンプルな人生は満たされた人生。

 幸福に生きるためには、シンプルであることが何より重要。」

エッセンシャル思考を生きることは、後悔なく生きること。

本当に大切なことを見極め、そこに最大限の時間とエネルギーを投下。

すると、後悔の入り込む余地はなくなるはず。

人生の分かれ道に直面したら、自問。

本当に重要なのは何か?」

 それ以外は全部捨てていい。

ジェフ・ワイナーさんによると。
(リンクトインCEO)

リーダーシップの決め手

より少なく、しかしより良く

FCS(フォーカス。3センテンスの頭文字。)の思想を、繰り返し社員に語るとのこと。

FCS(フォーカス)

「少数のことを、より良くやれ」

「正しい情報を、正しい人に、正しいタイミングで伝えろ」

「意思決定のスピードと質を追求しろ」

チームのパフォーマンスは、目的の明確さに大きく左右されるとのこと。

エッセンシャル思考のマネジャー

明確な目的を持って、仕事を精選。

あらゆる業務を「より少なく、しかしより良く」の方針で実行。

間違った人材を雇うよりは、人が足りない方がずっとましだとか。

決して妥協せず、確固とした基準を持って、完璧な人材を選定。

そして、足手まといとなる人材は、容赦なく切り捨てるとのこと。

KEN
KEN

実践するのは至難の業?

日本では、切り捨ては難しいでしょうし。

チャンスを待つためにも、余裕を確保しておくのが大事。

KEN
KEN

選定の際、価値観のすり合わせをしっかりと。

しておかないと、後々苦労。

お互い辛いことに。

各メンバーの役割を、とことん明確に規定。

きちんと話をして、情報共有。

全員が自分の役割を完全に理解し、更に自分以外の役割も全て把握できるように。

KEN
KEN

情報共有には、チャットなどが有効だとか。

言った言わないの防止にも。

具体的で簡潔な言葉を使い、誤解の余地のないように話を。

常に言うことを一貫させて。

すると、部下たちも、何が重要かをはっきりと理解。

ノイズを避けて本質を選び取ることができるように。

各メンバーのやるべきことを明確にしていると、その後の確認もわかりやすく。

各自が着実に小さな進歩を重ねているかどうかをチェック。

困っていれば力を貸して。

自分のやったことを、きちんと見てもらえるので、部下の方も一層頑張ろうと思うもの。

KEN
KEN

エッセンシャル思考のあれこれ

本質的に重要な事のみを選び抜き、実行

評価する ➡︎ 見極める技術

捨てる  ➡︎ 捨てる技術

実行する ➡︎ 仕組み化の技術

より少なく、しかしより良く

・これをやろう

・大事なことは少ない

・何を捨てるべきか?

やることを、計画的に減らす

・本当に重要なことを、見定める

・大事なこと以外は、断る

・あらかじめ、障害を取り除いておく

充実感

・質の高い仕事ができる

・コントロールしている

・正しいことをやっている

・毎日を楽しんでいる

・これをやろう

・自分で選びとる

・大多数の物事が、不要だと考える

・決定的に重要なことだけをとる

・何を取り、何を捨てるか?

・何に全力を注ぐ?

・考えるための余裕を作り出す

・ノイズの中のシグナルを探す

・語られないことに耳を傾ける

・情報の本質をつかみとる

・遊びを重視する

・遊びが不可欠だと知っている

・もう1時間眠れば、数時間分の生産性が手に入る

・優秀な人はよく眠る

・眠ると創造的になる

・睡眠は仕事の効率を高めてくれる

・上位10%にだけ、「 YES 」と言う

・「まさに自分の求めていることだから」やる

・きっぱりと上手に、「 NO 」と言う

・本当に重要なことしか、引き受けない

・「もし、まだ1円も払っていないとしたら、今からこの企画に投資するか?」

・「今これを辞めたら、何に時間とお金を使えるか?」

・ すすんで損切りをする

・良くすることは、何かを削ること

・不要な細部は、冷静に切り捨てる

・境界線を引くことで、本当の力が発揮できる

・境界線は、自由を生む

・「 NO 」と言わなくてもいいように、あらかじめルールを設定する

・最悪の事態を想定する

・準備と計画に、全力を注ぐ

・本当の障害を取り除く

・成果が増える

・小さく始めて、大きな成果を得る

・地味でも、着実に勝ちに行く

・正しい習慣を通じて、自然に目標を達成する

・重要なことをやるのが、普通の状態

・現在に集中している

・目の前の問題を考える

・今を楽しむ

より少なく、しかしより良く

人材の選別にこだわり抜き、邪魔な人材は排除

「何か一つだけしかできないとしたら、何をするか?」と考える

各メンバーの特性と目標にそって、最良の配置を決める

耳を傾け、本質を見抜く

小さな進歩を重ねているかどうか、適切にチェック

チームが一つにまとまり、これと決めた方向で飛躍的な成果を上げる

KEN
KEN

「選び抜き、大事なことに、集中を。」

人生を、もっと楽しく、快適に。

では、ありがとうございました!

コメント

タイトルとURLをコピーしました