認知バイアスのほとんどは、無意識に作用するもの。
まずは、バイアスの知識を得て、認識するところから。
本質的な考え方ができるように。
また、ぼったくりを避けれるように。
書籍『情報を正しく選択するための認知バイアス事典』
今回の書籍は、以下の分野からのバイアスについて。
・行動経済学
・統計学
・情報学
著者 情報文化研究所
米田絋康さん
竹村祐亮さん
石井慶子さん
監修 高橋昌一郎さん
出版社 フォレスト出版
出版 2023/1/3
ISBN978-4-86680-210-7
今回はこちらでお勉強。
赤い本。
前著
前回の書籍は、以下の分野からのバイアスについて。
・論理学
・認知科学
・社会心理学
緑の本。
バイアス
「バイアスが掛かっている」という言い方は、「偏った見方をしている」時に使用。
3つの研究分野からのアプローチ
認知バイアスに分類される用語は、数百件以上存在。
今回の書籍でも。
3つの専門分野から、20項目を厳選。
合計60項目が紹介されています。
今回の記事では。
・投資
・買い物
上記に関係しそうなバイアスをご紹介。
投資に関係しそうなバイアス
私、株式投資をしています。
投資に関係ありそうなものに、私見を加えて。
投資は自己責任。
学び続けるのも大事かと。
アンカリング
船のイカリのように、思考を釘付けに。
行動経済学系バイアス。
株式投資では、取得単価に引っ張られがち?
株式は、値動きが激しいもの。
株式の評価額。
上がれば、ニンマリ。
下がれば、ショック・・・。
なかなか損切りできず、事態の悪化を招くかも。
考え方色々。
あらかじめ、撤退ラインを決めておく
短期投資の解説でよく見かけるのは、−20%になったら、一旦売却。
不調な銘柄に固執せず、「伸び代がありそうな銘柄に乗り換える」のも選択肢。
でも、株価の未来は誰にもわからず。
下手にいじらず、ほったらかしの方が好成績な傾向が。
「じっくり待てる」と複利が効くので。
待てるのは、個人投資家の強み。
もちろん、「良い物を買っている」のが前提。
市場平均に連動しているものなど。
ただ、集中投資はリスク大。
「会社の命は、人生より短い」と聞きますし。
一般人は、短期集中投資は、避けるべき。
ギャンブルに近くなっていくので。
結局投資は、自分で考えて、判断していくしかないかと。
あらかじめ設定したマイルールを、忠実に実行。
暴落が起こっている最中、冷静な判断をするのは、難しいですし。
正解がわかるのは、だいぶ時間が経ってから。
高配当株投資をしているなら
株価が下がったとしても、安定的な配当が出ているなら、そのままホールド。
目的が、安定的な配当金を受け取り続けることなので。
株価にとらわれすぎないように注意。
ポートフォリオ全体で見ていくのが大事とか。
銘柄ごとではなく。
景気敏感な銘柄が、不景気で減配することはあるので。
「評価額が下がった=売却」ではないとのこと。
景気は循環。
どの景気局面に強いかは、銘柄によりますし。
基本は、財務優良な銘柄を購入して、ガチホールド。
市場は、時に値付けを間違うもの。
市場全体が下がっている時なんかは、むしろ買い場かも。
バーゲンセール到来!?
ピンチをチャンスにしたいものです。
売却を考えるのは、投資を決めた前提が変わった時。
程度による場合もあるとは思いますが。
サンクコストの誤謬
それまでにかけたお金、時間、努力を捨てる決断をするのは難しいもの。
引くに引けない状態になりがち。
行動経済学系バイアス。
サンクコストにこだわると、塩漬け株を作りがち?
株式投資だと、取得価格がサンクコスト。
信用取引を除けば。
信用取引はやめときましょう。
借金する羽目になりかねず。
大幅に株価が下がった銘柄を放置すると、状況はどんどん悪化する場合も。
引き際、難しいですね。
サンクコストは、「今後の判断材料として考慮すべきでない」とされているとか。
経済学では。
投資には関係ないですけど。
サンクコストを、継続するマインドに利用するのはありかも。
筋トレやダイエット。
「今まで頑張った労力を無駄にしたくない」と。
何事も、捉え方、使い方次第?
損失回避性
行動経済学系バイアス。
サンクコストを捨てきれないのも、損をしたくない気持ちが強く働くため。
買い物に関係しそうなバイアス
アンカリング
行動経済学系バイアス。
アンカリング。
お買い物にも、関係。
何かのセール。
値引き前の価格が、アンカーとなることも。
「半額セール!」と銘打たれていても、元の価格が高くなっていることも。
「本日限り」なんかも、アンカリング効果を生み出す要素だとか。
無料の力
世の中、無料やゼロに弱いもの。
ただ、無料やゼロに飛びつくのは、危険なことも。
「タダより高いものはない?」
返報性を利用されることも。
行動経済学系バイアス。
無料スマホなんかは、月々の支払いが割高に。
そこで回収してくる模様。
「君子、危うきに近寄らず」が無難?
ドアノック商品?
人間、知らないものには警戒するもの。
初回無料にして、その不安を解消するのは、マーケティングでは王道だとか。
そこをきっかけに、より高額な物を売られ始めることも?
保険とか。
一度足を踏み入れると、抜け出しにくい?
一旦、エサに釣られたら。
その後、企業の営業攻勢は、凄まじい?
保険や投資の対面営業は避けましょう。
見せ方で、踊らされる?
0でない場合があるとは。
知りませんでした。
なんだか、騙されていた気分になったのは、私だけ?
ハウスマネー効果
行動経済学系バイアス。
大きな臨時収入があった時は、注意が必要?
「お金を扱うにも、器が必要」と聞きます。
気が大きくなり過ぎていないか、自問自答。
ボーナスについて
家計管理上、全額貯蓄に回す方が無難。
将来へ備えて。
ボーナスは支給されないことも。
基本給と違い、幻に終わることが。
ボーナスに頼らず、黒字家計を。
自己投資、株式投資に回すのはOK。
まとめ
認知バイアスのほとんどは、無意識に作用するものだとか。
まずは、バイアスの知識を得て、認識するところから。
本質的な考え方ができるように。
また、ぼったくりを避けれるように。
株式投資
「損したくない」という気持ちに振り回されないように。
感情のコントロールも重要かと。
学んで、自分の価値観に合った投資方針をたて、淡々と実行
狼狽売りしたりせず。
短期の値動きを、受け止められるように。
投資は自己判断で。
買い物
あの手この手で、購買意欲はかき立てられるもの。
自分の欲望に優先順位をつけて、賢くお買い物ができれば。
「価値」に注目して。
自分の満足感、納得感の高いお買い物を。
相見積もりで、相場も知りつつ。
興味を持たれた方は、是非、原著もご一読を。
「本質を、見極める目を、持ちたいな。」
人生を、もっと楽しく、快適に。
では、ありがとうございました!
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